グロムス腫瘍とは、爪の下に出来る血管腫(血管から出てくるできもの)の一種で、痛みを伴います。最初は押すと痛いのですが、進行すると何もしなくても痛くなってきます。

治療は手術で切り取ることになります。
開窓法といって、パンチと言う道具で爪に円い穴をあけてそこから手術します。

【注】症例を提示しますが、少しグロいです。

こころよくブログ掲載を了承してくれてありがとうございます☆

手術前

グロムス腫瘍の手術前
爪の根元に赤くなっている部分があります。
ここが腫瘍のあるところです。

グロムス腫瘍
パンチで穴を開けた所から取り出しました。
直径3ミリ弱のおおきさでした。

手術直後

グロムス腫瘍の手術直後
一針塗って終了です。

開窓法で手術を行うと爪の変形が起きる可能性をかなり減らせますので当院ではこの方法で手術しています。
術後すぐに痛みがなくなるわけではなく、数ヶ月痛みが続くことがあります。

爪の下が痛い時はグロムス腫瘍の可能性もあります。
ほっとくと骨までいってしまうことが有りますので早めの受診をお勧めします。