当院では、クレーター状のニキビ跡に対して、主にフラクショナル炭酸ガスレーザーを用いた治療を行っています。フラクショナル炭酸ガスレーザーは確実に効果はでますが、治療回数がかかるのと凹みを完全に平らに治すのが難しい治療です。

なので、あまり大きくなく10個くらいまでのクレーター状のニキビ跡の時は、くり抜き手術をおすすめすることもあります。
くり抜き手術とは、注射による麻酔をした後にパンチという丸く穴を開ける道具でニキビ跡を丸くくり抜く方法です。
当院ではホクロの手術でよく用いています。この方法だと非常によい結果が得られます。

2年前に手術した方が本日来院されたので写真を撮らせて頂きました。 ブログへの写真掲載を許可して頂きありがとうございます☆

手術直後

左頬に生じた深めのクレーター状のニキビ跡
3ミリパンチを用いてくり抜き手術を行いました。

治療2年後

2年後。化粧していることもあり傷跡が見えません。

治療回数1回、通院1回(初診/手術時)
治療にかかった費用:手術費5,000+1ヶ所あたり5,000円(税抜・自費診療)

術後は、スキントーンテープ(茶色いテープ)を1~2週間の間、直貼りしていただきます。洗顔は手術日から、化粧は翌日から可能です。大体2週間くらいで平らになって、その後に赤みがしばらく続き、半年~1年でほとんど目立たなくなります。

料金は相談の上、決めさせていただいていますが、高額ではありません。

赤いニキビ跡に対しては、色素レーザー(Vビーム)による治療も行っております。

ニキビ跡の治療はしむら皮膚科クリニック

感染
細菌による炎症

血腫
術後、皮膚の下に出血が起こり血液が貯留する

出血
術後にやや多い出血を起こす

内出血
術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。

瘢痕
全ての皮膚切開創は、多少の傷跡が残ります。肌質的に目立つ人もいます。

肥厚性瘢痕(ケロイド)
傷跡の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法があります。