イボ(尋常性疣贅・青年性扁平疣贅)
ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に入り込むことで発症します。小さな傷から感染し、手足や指にできることが多いですが、顔や首に多発するタイプ(青年性扁平疣贅)もあります。
このような症状があります
-
表面がザラザラした盛り上がり
-
指先・足裏・爪周囲にできる
-
顔や首に小さな平たいブツブツが増える
-
削ると点状の黒い点が見えることがある
治療
液体窒素療法
マイナス196℃の液体窒素で病変を凍結する治療です。最も一般的な治療法で、1〜2週間ごとに繰り返し行います。
モノクロロ酢酸
薬剤で病変を腐食させる治療です。手のひら、足のひらの難治な病変に用いることがあります。
イボ剥ぎ法
局所麻酔した後、イボを剥ぎ取ります。2~3週間ほどで皮が貼ります。ブログをご覧ください。
接触免疫療法
SADBEもしくはDPCPという化学薬品でわざとかぶれさせて免疫力を高めて自然治癒させる方法です。ブログをご覧ください。
ブレオマイシン注射
ブレオマイシンという抗癌剤をイボに直接注射します。血の水疱が出来てから脱落します。
CO2レーザー
再発を繰り返す病変や盛り上がりの強い病変に行うことがあります。
色素レーザー
血管に反応するレーザーを照射し、イボの栄養血管を破壊することにより効果を発揮します。
注意点
-
治療中に一時的な痛みや水疱形成を伴うことがあります
-
完全に消えるまで複数回の治療が必要です
-
削ったり触ったりすると周囲に広がることがあります
すべてウイルスによる感染症です。自然治癒することもありますが、数が少ないうちに治療することをおすすめします。
イボ(尋常性疣贅、青年性扁平疣贅)
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚に入り込むことで発生します。肌の接触で移ることが多いです。尋常性疣贅は手足によく出来ます。青年性扁平疣贅は顔面に多発することが多いです。
水イボ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。1~5ミリほどの大きさで表面にツヤがあり、白いものが溜まっているように見えます。中央部が少しくぼんでいることが多いです。
コンジローマ(尖圭コンジローマ)
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚に入り込むことで発生します。性的接触で移ることが多く、陰部が好発部位です。皮膚に大小のカリフラワー状の腫瘤が多発します。ウイルスの型によっては子宮頸ガンや中咽頭ガンの原因になることもある病気です。
水イボ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウイルスによる感染症で、主に小児に多くみられます。プールやタオル、皮膚接触などで感染します。
1〜5mmほどの光沢のある小さな盛り上がりで、中央が少しくぼんでいるのが特徴です。
このような症状があります
-
つるっとした白〜肌色のブツブツ
-
胸・脇・肘裏・膝裏などにできやすい
-
かゆみを伴うことがある
-
アトピー性皮膚炎の方では増えやすい
治療
ピンセットによる摘除
専用の器具で内容物を取り除きます。必要に応じて麻酔テープや麻酔クリームを使用します。
外用治療(ワイキャンス)
2026年2月に発売された水イボの治療薬です。カンタリジンを主成分とし、ピンセットで摘み取る従来の痛い治療とは異なり、塗るだけで自然治癒を促すため、2歳以上の子どもに負担の少ない治療法です。 3週間おきに繰り返します。
注意点
-
自然治癒することもありますが、数か月〜数年かかる場合があります
-
掻くことで増えたり広がることがあります
-
タオルの共用は避けましょう
コンジローマ(尖圭コンジローマ)
ヒトパピローマウイルス(HPV)による性感染症です。陰部や肛囲に、カリフラワー状・鶏冠状のイボができます。
感染後しばらくしてから発症することが多く、男女ともにみられます。
このような症状があります
-
陰部や肛囲の小さな突起
-
徐々に数が増える
-
痛みは少ないが、違和感やかゆみを伴うことがある
-
再発しやすい
治療
ベセルナクリーム
免疫を賦活する作用のあるイミキモドが入ってるお薬です。週に3回、夜間だけ外用します。
液体窒素療法
小さい病変に対して行います。1~2週のペースで行います。
ボドフィロトキシン(コンディリン)
毒性の強い樹液を精製した薬剤で組織腐食作用があります。3日間連続して塗り、4日間お休みで1クールです。1~3クール行います。
電気焼灼・CO2レーザー(自費)
範囲の広い病変や再発例に行うことがあります。
注意点
-
性交渉により感染します
-
パートナーも検査・治療が必要な場合があります
-
HPVワクチンが予防に有効な型もあります